モモ 古くて新しい話

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最初に読んだかいつだったのか、
手元にある本がいつから自分のもとにあるのか
定かではありませんが、折に触れ読み返す物語です

最後に、作者の短いあとがきがあり、「過去に起こったように話しましたね、でもそれを将来起こることとしてお話してもよかったんですよ」という言葉があります
まさにその通り、2020年からの、このコロナウイルス感染騒ぎの中で、私たちがさんざん耳にした、「不要不急」の言葉が、逆説的に、じゃぁ、いったい何が「有用有急」なんだろうかと問いかけます
その答えが、もうずっと前に読んだこの本のなかにあるような気がします

子供のころ読んだことがある方も、
子供のころ大好きだった方も、
一度も手に取ったことがない方も、
今だからこそ、もう一度、読んでいただきたい、一冊です

モモ
ミヒャエル・エンデ作
大島かおり訳
1976年 岩波書店 発行